献金について

献金の考え方や扱いは、教会のあり方によって、変わってきます。教会のサイズに関わらず、フルタイムの牧会者やスタッフを雇用し、会堂を所有している教会では、メンバーの献金によって、人件費と維持費、活動費をまかなっています。それも尊い献金のあり方だと思います。

一方で、牧会者が経済的に自立しており、会堂を所有していなければ、人件費も維持費も、ほとんど発生しません。中国やイスラム圏の家の教会、欧米で広がっているハウスチャーチのネットワーク、あるいはマイクロチャーチのムーブメントでは、献金のほとんどを宣教活動や困難な状況に置かれた他の教会の支援のために用いています。私たちは、このような献金のあり方がより理想的であり、一世紀の教会のあり方に近いのではないかと考えます。

グレイスハウスでは、将来を見据えて、ハウスチャーチ、マイクロチャーチを軸としたネットワーク型教会を目指しています。現在の日曜日のプログラムは存続させていくつもりですが、自律したグループを一つでも多く生み出していくことが、困難な時代の中で教会が全体として成長するカギになると考えています。

献金に関して私たちが考える大切なポイントを以下にあげます。

1.与えられたものを神の家族と分かち合うカルチャーを育てる
2.メンバーが自発的に自由な意思によってささげる
3.自律した小さなグループで祈り、目的を決め、喜んでささげる
4.より大きな宣教の目的のためには、教会全体が参加して、一致をもってささげる
5.経済的に自立した働き人を育てる

このような形で活動している欧米の教会の例としては、フランシス・チャン牧師が設立した We Are Church があげられます。彼は、彼の教会の価値観を中国の家の教会から取り入れています。

参考記事:教会への献金について
参考記事:宣教と経済

error: Content is protected !!