グレイスハウスでは、牧師を含む世話役が牧会にあたっています。
グレイスハウスは世話役という名称を使っていますが、世話役は新約聖書が教える長老(監督、牧師)や執事の役割を担っています。世話役という名称でひとくくりにしていますが、世話役の中には長老(監督、牧師)的な人もいれば、執事的な人もいます。 聖書は教会を羊の群れに例えていますが、長老や執事はともにこの羊の群れに仕える役割が与えられています。ただし、長老や執事も良き牧者であるイエス様が導く羊の群れの羊であることに変わりはありません。
長老に関して、聖書は監督としての役割を強調して説明しています。一方、執事に関しては、人々の必要に関わる実際面での奉仕を強調して説明しています。しかし、厳密な役割分担があるわけではありません。聖書には、ステパノやピリポのように執事であっても使徒のような働きをする弟子たちも登場します。 新約聖書では、教会のリーダーを指す三つの名称、長老、監督、牧師がほぼ同義語として語られています。グレイスハウスでは世話役は牧師が任命し、牧師を含めた世話役男性の内数名が長老的な役割を担っています。※長老、監督という言葉は頻繁に登場しますが、(人間のリーダーを指す)牧師(牧者・ポイメーン)という言葉は、エペソ人への手紙4章11節に1度出てくるだけです。
グレイスハウスでは、牧師も世話役のひとりであり、ほかの世話役といっしょに教会にお仕えするという考えに立っています。現在、有給のスタッフは置いていません。
◆使徒の働き20章28節
あなたがたは自分自身と群れの全体に気を配りなさい。神がご自分の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。
◆ペテロ第一の手紙5章1節~4節
私は、あなたがたのうちの長老たちに、同じ長老の一人として、キリストの苦難の証人、やがて現される栄光にあずかる者として勧めます。 あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを牧しなさい。強制されてではなく、神に従って自発的に、また卑しい利得を求めてではなく、心を込めて世話をしなさい。 割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。 そうすれば、大牧者が現れるときに、あなたがたは、しぼむことのない栄光の冠をいただくことになります。