サーバントリーダーシップ

リーダーに求められる資質は、信仰生活、家庭生活、人間関係において、ほかの人たちの模範となり、人々に仕えることです。イエス様は人々に仕えることで、リーダーとしての模範を示されました。リーダーは権威を振りかざして支配するような人であってはならないと聖書は警告しています。指示や命令によって人を動かそうとする「支配型リーダーシップ」に対して、自ら仕え、模範となることで人を導くリーダーシップを「サーバントリーダーシップ」と呼びます。サーバントとは「しもべ」を意味します。イエス様は、まさにサーバントリーダーの完全なお手本です。私たちは、リーダーに求められるのは、この「サーバントリーダーシップ」であると考えます。

牧会的な役割を担うリーダーは、世話役会で祈り、牧師が任命します。また、教会として新しい教会(ミニチャーチ、ハウスチャーチetc.)を始める場合も世話役会で祈ったうえで決定します。メンバーの自由な交流、フェローシップはこの限りではありません。

リーダーを任命するにあたって、私たちはその人の能力、知識、霊的な賜物よりも、牧会書簡(テモテへの手紙第一3章1節~13節、テトスへの手紙1章6節~9節)に記されている資質や人間性、その人の家庭での夫婦関係、親子関係を重視します。

1.日々、祈り、聖書を読み、礼拝者として生きる人
2.神の家族を愛し、家庭を大切にし、周囲の人々に仕える人
3.弟子を作り、弟子作りを支える人
4.聖霊の満たしを求め、証しする人
5.聖さを求め、キリストのために犠牲を払う人

グレイスハウスでは、世話役のうち、牧師を含め長老的な役割は、既婚者の男性が担っています。

◆ペテロ第一の手紙5章1節~6節
5:1 私は、あなたがたのうちの長老たちに、同じ長老の一人として、キリストの苦難の証人、やがて現される栄光にあずかる者として勧めます。
5:2 あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを牧しなさい。強制されてではなく、神に従って自発的に、また卑しい利得を求めてではなく、心を込めて世話をしなさい。
5:3 割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。
5:4 そうすれば、大牧者が現れるときに、あなたがたは、しぼむことのない栄光の冠をいただくことになります。
5:5 同じように、若い人たちよ、長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられる」のです。
5:6 ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。

◆テトスへの手紙1章6節~9節
1:6 長老は、非難されるところがなく、一人の妻の夫であり、子どもたちも信者で、放蕩を責められたり、反抗的であったりしないことが条件です。
1:7 監督は神の家を管理する者として、非難されるところのない者であるべきです。わがままでなく、短気でなく、酒飲みでなく、乱暴でなく、不正な利を求めず、
1:8 むしろ、人をよくもてなし、善を愛し、慎み深く、正しく、敬虔で、自制心があり、
1:9 教えにかなった信頼すべきみことばを、しっかりと守っていなければなりません。健全な教えをもって励ましたり、反対する人たちを戒めたりすることができるようになるためです。

◆テモテへの手紙第二2章1節~6節
2:1 ですから、私の子よ、キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。
2:2 多くの証人たちの前で私から聞いたことを、ほかの人にも教える力のある信頼できる人たちに委ねなさい。
2:3 キリスト・イエスの立派な兵士として、私と苦しみをともにしてください。
2:4 兵役についている人はだれも、日常生活のことに煩わされることはありません。ただ、兵を募った人を喜ばせようとします。
2:5 また、競技をする人も、規定にしたがって競技をしなければ栄冠を得ることはできません。 2:6 労苦している農夫こそ、最初に収穫の分け前にあずかるべきです。

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