教会とは?

教会が教会であるために必要な12の要素

教会とは「神によって召し出された人々の家族的な集まり」です。

英語では教会をCHURCH(チャーチ)と言いますが、「主に属する者」を意味するギリシャ語、キュリアコスに由来しています。新約聖書では、これとは別にエクレシアという言葉も使われていますが、こちらは、神によって「召し出された者たちの集まり」を意味しています。どちらも人間の作った建物や宗教組織のことではありません。日本語の教会は、そのまま読むと教える会ですが、もともとの言葉、キュリアコス、エクレシアとはずいぶんかけ離れた意味になってしまいますね。ともかく教会とは、イエス・キリストを救い主として信じ従う人々の群れと言うことができると思います。

新約聖書の使徒の働きに登場する初期のクリスチャンたちは「この道の者」と呼ばれています。当時の人々が皮肉を込めてこう呼んだのですが、ナザレのイエスが教えた道を歩む者たちという意味です。ユダヤ人の宗教指導者たちが先導する熾烈な迫害の中で、クリスチャンたちはエルサレムからローマ帝国が支配する異邦の町々へと散らされていきました。彼らの行く先々で、この道に入る(キリストの弟子となる)人々がおこされ、次々とクリスチャンの群れである教会が起こされていったのです。上にも書いたようにこの教会は建物ではなく「召し出された者たちの集まり」です。新約聖書には、当時のクリスチャンたちが家々に集まって交流し、礼拝していた様子が記されています。ここでは、使徒の働きから、教会が教会であるために必要な12の要素について分かち合いたいと思います。

◆使徒の働き2章36節~47節
2:36 ですから、イスラエルの全家は、このことをはっきりと知らなければなりません。神が今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」
2:37 人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」と言った。
2:38 そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
2:39 この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」
2:40 ペテロは、ほかにも多くのことばをもって証しをし、「この曲がった時代から救われなさい」と言って、彼らに勧めた。
2:41 彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。
2:42 彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。
2:43 すべての人に恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われていた。
2:44 信者となった人々はみな一つになって、一切の物を共有し、
2:45 財産や所有物を売っては、それぞれの必要に応じて、皆に分配していた。
2:46 そして、毎日心を一つにして宮に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、
2:47 神を賛美し、民全体から好意を持たれていた。主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった。

1.福音を伝える
教会は福音を伝えます。

2.神に立ち返る
福音を受け入れ神に立ち返る人々は救われます。

3.バプテスマを受ける
救われた人々はバプテスマを受けます。

4.聖霊の満たしを受ける
救われた人々は聖霊を注がれ、聖霊の満たしを受け、聖霊の住まいとされます。

5.みことばを土台とする
教会は聖書の教えを土台として成長します。

6.神の愛によって結ばれる
教会は神の愛によって結ばれた神の家族です。

7.キリストの死を覚え聖餐式を行う
教会は、キリストの犠牲の死を覚えて感謝し、聖餐式を行います。

8.天の父の御心を求めて祈る
教会は、祈りを通して天の父のみこころを求めます。

9.聖霊の豊かな働きを期待する
教会は、聖霊の力によってキリストを証します。

10.豊かに分かち合う
教会は、神から与えられたものを豊かに分かち合います。

11.礼拝者として生きる
教会は、いつでもどこでも神を礼拝ます。

12.キリストの弟子を作る弟子を作る
教会は、キリストの弟子として生き、キリストの弟子を作ります。

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