豊かに分かち合う
教会は、神から与えられたものを豊かに分かち合う人々の集まりです。
私たちが与えられているすべての恵みは、物質的なものも、霊的なものも、神が与えてくださったものです。聖書は、その恵みを感謝して受け取り、豊かに分かち合うようにと教えています。私たちのいのちも、からだも、健康も、人生も神様から与えられた賜物です。それを、自分だけのために使おうとする生き方は私たちを幸福にしません。造り主である神との関係から離れては、人間は豊かに生きることはできないからです。
聖書は、私たちが、自分自身を神にささげることを求めておられます。神はご自身の一番大切なひとり子を私たちのためにささげてくださいました。神は私たちに何かの見返りを求めて大きな犠牲を払われたのではありません。イエス・キリストの十字架は私たちに対する神の愛の現われです。私たちを愛し、罪からあがない、ご自分の子どもとして取り戻したいと願われたから、私たちのために一番大切なものを犠牲にしてくださったのです。
神は、私たちも私たちが持っているものも含めて、この世界にあるすべてを所有されておられます。私たちに与えられているものを、それが時間であれ、労力であれ、経済であれ、神にお返しし、人々と分かち合うときに、私たちの人生は豊かに祝福されると聖書は約束しています。
私が伝えたいことは、こうです。わずかだけ蒔く者はわずかだけ刈り入れ、豊かに蒔く者は豊かに刈り入れます。 一人ひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は、喜んで与える人を愛してくださるのです。神はあなたがたに、あらゆる恵みをあふれるばかりに与えることがおできになります。あなたがたが、いつもすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれるようになるためです。(コリント人への手紙第二9章6~8節)